近江町いちば館広場で3月27日、金沢市内でギャラリーを運営するNPO法人「金沢アートグミ」(金沢市青草町、TEL 076-225-7780)が主催する「アートグミの蚤(のみ)の市」が開かれ、多くの買い物客でにぎわった。
同NPOは、ギャラリーのオープン1周年企画として開く「村山留里子 作品と場」展に関連し、昨年12月から今年2月にかけて作家の制作材料として市内のインテリアショップ、雑貨店、レコード店や一般市民から「いらないきれいなもの」を集めた。のみの市はこのうち制作に使われなかった服飾雑貨や小物を、出品店のプロフィールや商品にまつわるエピソードを添えて販売するもの。売り上げは展覧会資金に充てる。
当日は古着をはじめ、個性的なインテリアや雑貨が多数並んだ。同ギャラリースタッフの上田陽子さんは「店によって『きれい』の価値観が違うので、さまざまな商品が集まった」と話し、商品を手にとって眺める買い物客に、どんな店が出品した商品なのかを丁寧に説明していた。
のみの市は4月27日、5月29日、6月26日にも同所で開かれる。11時~15時。「いらないきれいなもの」で制作した作品を展示する「村山留里子 作品と場」展の開催期間は4月17日~7月19日。