![小面(金沢能楽美術館所蔵)](https://images.keizai.biz/kanazawa_keizai/headline/1269340387_photo.jpg)
金沢能楽美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2790)は4月25日、初心者・初級者を対象に「能面打ち講座」を開講する。
「能面打ち」とは能面を作ること。能面には、翁・老人系、鬼神系、女面系、男面系、怨霊(おんりょう)系など、細かく分類すると200種類以上にのぼる。同講座では9月26日までの5カ月間で、ヒノキの角材から能面の「小面(こおもて)」を彫り上げる。「小面」は、「小=かわいらしい」の意を持つ純真無垢(むく)な乙女を表す能面。
毎年開講されている恒例の同講座は、「能面についての話」「型紙の作り方」「裏彫り~荒彫り~仕上げ彫り」「胡粉(ごふん)塗料」「墨入れ」のプログラムで構成され、順を追って作品を完成させる内容。初心者でも受講できるが、刃物を使用するため成人(大学生)以上を対象とする。
同館担当者は「仮面芸術の極致ともいわれる能面作りを、ぜひ体験してもらいたい」と受講を呼びかける。
開講は毎週日曜13時~17時。受講料は月額6,500円。定員20人。申し込み締め切りは4月1日(必着)。