海外の富裕層を石川へ誘客し、ラグジュアリーマーケットについて理解を深めるフォーラム「第2回ラグジュアリーライフスタイル国際会議」が2月27日、観光産業関係者を対象に石川県立音楽堂 邦楽ホール(金沢市昭和町、TEL 076-232-8111)で開催される。
「The Real Japan いしかわプロジェクト推進協議会」が主催する同フォーラムの開催は昨年に続き2回目。石川は、豊富な食材を生かした加賀料理、洗練された伝統工芸、有名な温泉地や歴史遺産などが数多くあり、観光資源は恵まれた地域と考えられているが、外国人観光客、特に海外富裕層における知名度が高いとは決して言えない。石川の豊かな観光資源を世界に向けて積極的に発信するきっかけとなり、上質なものに触れ、目が肥えている海外富裕層旅行者を本格的に受け入れていくために、観光関係者がどのような態勢で「真のおもてなし」をしていくか、その理解と共通認識を深める目的があるという。
今回は「食・おもてなし・芸術」をテーマに、世界で活躍する料理人・実業家のアラン・デュカスさん、ザ・リッツ・カールトンホテル創業者のホルスト・シュルツさん、アーティストのアレクサンダー・ゲルマンさん、金沢市出身の彫金人間国宝・中川衛さんをゲストスピーカーとして招き、ディスカッションを行う。モデレーターは建築家の丹下憲孝さんで講演全体のコーディネートを行う。
来場希望者には、県内外の観光事業者のみならず、アメリカ、タイ、中国、韓国、スイスなど海外からも参加申し込みもあるという。既に受け付けは終了しているが、先着順で当日受け付けの入場枠を用意する。
開催時間は13時~17時。入場無料。