ANAクラウンプラザホテル金沢(金沢市昭和町、TEL 076-224-6130)で現在、「未来を紡ぐユネスコ展」が開催されている。
同展は、昨年6月、同市がユネスコ創造都市ネットワークのクラフト(工芸)分野に登録されたことを受け、県ユネスコ協会の活動を紹介し理念や役割を伝えることを目的として催された。活動の中でも「創造都市ネットワーク」「世界寺子屋運動」「世界遺産運動」の3つをクローズアップし、期間中に関連イベントも行う。
都市の持つ独自の文化を産業と結びつけ新しい価値を創造する「創造都市ネットワーク」の活動では、「手仕事のまち・金沢」の伝統文化や、世界で登録されている19都市を紹介。体験教室として、「金沢箔貼り体験教室」(1月31日)、「親子和菓子作り体験教室」(2月6日)、「加賀友禅型染め体験教室」(同9日)、「加賀繍体験教室」(同11日)を開催する。
地域や性別、経済状況にかかわらず誰もが学べるチャンスや環境を作り、識字率と教育の質の向上を目指す「世界寺子屋運動」では、同協会が展開するベトナムやカンボジアでの活動を紹介し、書き損じのハガキによる募金コーナーも設ける。ユネスコ青年部は2月7日、小学校高学年~中学生を対象に「へいわってなんだろう」をテーマに同ホテルで出前授業も行う。
「世界遺産活動」とは、形ある自然や文化財を「世界遺産」、形がなく人から人に伝承される伝統的な踊りや儀式、口承伝承などを「無形文化遺産」として守っていく活動。同展では世界遺産の美しい様子を写真で紹介している。
同ホテルマーケティング担当者は「ユネスコの活動に身近に触れることのできる展示やイベントを用意している。多くの人に来場してほしい」と呼びかける。
2月11日まで。問い合わせ・申し込みは同ホテルまで。