金沢の中心地に多目的観光案内所「金沢まちなか観光交流サロン」

「金沢まちなか観光交流サロン」の交流都市紹介コーナーと休憩コーナー

「金沢まちなか観光交流サロン」の交流都市紹介コーナーと休憩コーナー

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 金沢市中心地の商業ビル「ラブロ片町」3階に11月28日、「金沢まちなか観光交流サロン」(金沢市片町、TEL 076-220-1611)がオープンした。

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 JR金沢駅には既に観光案内所があるものの、近年、車や観光バス・飛行機などで直接街の中心地に入る観光客が増えたことから、その利便性の向上と街中の商業ビルの活性化を目的に市が開設した。市の観光ボランティアガイド「まいどさん」や職員が常駐する。面積は約165平方メートル。

 修学旅行生や外国人観光客まで幅広い層の利用を想定し、市内の観光地図や名所・旧跡を紹介するパネルやパンフレットは外国語版も用意するほか、食事や休憩場所として使用できるテーブル席(約30席)、インターネット設備、金沢の伝統工芸を紹介するコーナーを設ける。また、同市と交流のある都市の紹介や「まいどさん」の研修スペースとしても活用する。

 同サロンは、雨の多い金沢で不要になったビニール傘を置き傘として活用し観光客などに貸し出す「置き傘プロジェクト」の拠点にもなり、貸し出しや返却を受け付ける。また、「企業内金沢観光ナビゲーター養成研修」を実施、金沢に進出している企業に勤める転勤族に同市の魅力を伝えることで、全国でのPR効果にも期待する。来年2月には金沢美術工芸大学生の作品を展示するギャラリーコーナーの開設を予定するなど、多目的な情報発信の場を目指す。

 今後の展開について、同市担当者の今川良太さんは「サロンを拠点にしたミニツアーも計画している。住人の目線で隠れた金沢の魅力を紹介する2~3時間の内容で、一通り金沢を観光した人もリピーターとして楽しめるような企画を考えている。ボランティアのスタッフがホスピタリティを発揮できる場となれば」と話す。

 利用時間は10時~17時。休業日は同ビル営業日に準ずる。

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