JR金沢駅の「もてなしドーム広場」で11月20日~22日、一般の着物愛好家女性がモデルとして登場する「北陸きものBIGショー2009」が開催される。
同イベントはNPO日本きもの文化振興会(金沢市問屋町、TEL 076-237-3630)が「日本古来の着物文化を再確認し、その素晴らしさを広めたい」という趣旨で企画。今年6月に続き2回目の開催となる。選考会を通過した17~66歳の幅広い年代の一般女性約80人がモデルとして舞台に立ち着物姿を披露する。ショーのクライマックスでは、モデル本人や家族が「家族愛」をテーマにしたメッセージも発表予定。
運営は同法人によるボランティアで行われ、運営費は染織メーカーの協力で開催される着物の特売会「北陸きものBIGセール」などの収益が充てられる。同時開催される「きもの丸ごと交換会」では、自宅のたんすに眠っている古い着物や帯などをメーカーの新品と交換できる。
同法人の篠原勉理事長は「日本古来の和紙・和陶器・和服などから心の文化が磨かれ、『人の道』的な精神文化が創られてきた。特に着物は海外の識者からもその情緒的、芸術的要素が絶賛される民族衣装でありながら、生活様式の変化とともに日本人の関心が薄れつつある。ショーを通して、多くの人に和文化の尊さや奥ゆかしさなどを感じてほしい。さらに家族のきずなや恩恵、他者への優しさなども感じてもらえるようなショーにしたい」と話す。
一般が参加するショーの開催時間は、21日=13時30分~、22日=11時~・16時~。