金沢21世紀美術館で企画展「発明王エジソンの世界」-エジソンの発明を体感

エジソンが発明した蓄音器

エジソンが発明した蓄音器

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 アメリカの偉大な発明家、トーマス・アルバ・エジソン(1847~1931)の発明品や、ゆかりの品を約200点展示する「発明王エジソンの世界」が現在、金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2800)で開催されている。

エジソン家で使用していたレンジ

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 同展では、エジソンが84年の生涯で1,093件もの特許を取った発明品の白熱電球・蓄音機・映画など数々の発明品を展示し、スタッフによる実演や来場者が体験できるコーナーを設け、体感しながら分かりやすく発明の仕組みとエジソンの生涯を紹介している。また、標準語か金沢弁を選択できる音筆ガイド(有料600円)を借りると、クイズに答えながらゲーム感覚で会場を回ることもできる。

 エジソンは15歳のころ、汽車にひかれそうになった駅長の子どもを助け、そのお礼に電信技術を教えてもらうようになった。その後、16歳から通信手としてアメリカやカナダで働きながら科学知識を独学。22歳で印刷電信機を開発したのを機にニュージャージー州に自分の研究室を設け、発明家となった。

 現代の生活に多大な恩恵をもたらしている数々の技術を発明したエジソンは、「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」の言葉を残したように、努力を貫き、探究心を持ち続けた。その存在は、時代を超えて世界中の人々の尊敬を集めている。

 会場では、蓄音機の音を実際に聞くことのできる「エジソンの声がきこえるよ」のコーナー、動画紙芝居を体験できる「本人の姿が見られるよ」のコーナー、「昔の電話機で話してみよう」のほか、映画の始まりとも言われる「キネトスコープ」を体験できるコーナーなどで体験しながら学ぶことができる。そのほか、エジソン発明の蓄音機の数々や、アルカリ電池で走る電気スクーター、扇風機、トースター、ミシン、ストーブなどの家庭用製品なども展示する。

 同展の運営スタッフは「今ではエジソンのことを知らない子どもも多い。触れて、体験して、楽しくエジソンの世界を学んでほしい」と話す。

 開場時間は9時30分~18時。入場料は、一般=900円、高・大学生=600円、小・中生=400円。8月30日まで。

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