金沢市民芸術村(金沢市大和町)の「里山の家」で8月1日、笑福亭小つるさんが高座を務める「き楽寄席」が開催される。
主催は、県内在住の落語愛好家でつくる「金沢落語情報」。1996年、PC通信サービス「ニフティサーブ」の会員が集まり活動を開始した。翌年には同会員の笑福亭小つるさんを招き「落語を楽しむ会」を開催。これまでに13回の落語会を企画した。2005年には金沢市近郊で開催される落語情報をネット上で発信するサイトを開設。2006年に団体名を「金沢落語情報」とした。
笑福亭小つるさんは1957年生まれの大阪府出身。高校在学中に5代目笑福亭枝鶴さんに入門。1984年に6代目笑福亭松鶴さんの門下となった。現在は小規模な落語会にも積極的に取り組むほか、関西や中国・四国地方で、ラジオやテレビの司会者としても活躍している。自身が日本酒をはじめとする酒好きで、麺類にこだわる食道楽。そのためか、演じる落語の中で飲み食いのシーンは秀逸と評判だという。2010年には師匠の名を継ぎ、6代目笑福亭枝鶴を襲名することが決まっている。
金沢落語情報の瀬戸直樹さんは「『き楽寄席』は『気軽に楽しめる落語』がテーマ。小つるさんの分かりやすい落語は初心者の方でも楽しめるので、気軽に足を運んでほしい」と来場を呼びかける。
開演は13時30分。料金は、前売り=2,000円、当日=2,500円。チケットは石川県立音楽堂チケットボックス、金沢落語情報で販売する。問い合わせは金沢落語情報(TEL 076-263-1063)まで。