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金沢・新竪町の八百屋「松田久直商店」、昔ながらのスタイルで人気に
(2009年06月03日)
金沢・新竪町商店街で4月22日にリニューアルオープンした八百屋「松田久直商店」(金沢市新竪町3、TEL 076-231-5675)が注目を集めている。
同商店街は「骨董通り」の通称でも知られ、古美術品店、骨董品店が点在する風情ある通り。近年は若者向けのギャラリーや雑貨店、カフェなど個性的な店も登場しており、地元客だけでなく観光客の足も引き付けている。
リニューアル以前の同店は、創業100年を越える老舗ながら、外見はどこにでもあるような「地域の八百屋」だった。「こんな不景気な時代だからこそ何かしたい」――店長の松田久直さんは、店舗の改装に当たり東京と金沢を拠点に活躍する有名建築家と相談。かいわいの雰囲気に合わせて1941(昭和16)年生まれの建物をオリジナルの姿に戻す方向でコンセプトを練り上げた。
天井やしっくいの壁など古い町家の構造を残しながら、モダンさを感じさせる照明や素材をプラス。ディスプレーには平台にザルという昔ながらの八百屋のスタイルを復活。キビキビと立ち回るスタッフは若い。「こんなにスタッフが若い八百屋は珍しいかも」と笑顔を見せる松田さん。昔からの地元客も変わらず足を運んでくれるが、若者や観光客も立ち寄るようになった。中には「かわいい」と店内の写真を撮っていく若い女性の姿もあるという。
店には加賀野菜などの新鮮な青果物のほか、奥能登の手づくりパンや、市内の老舗糀店のみそなど、地元の質の高い食材が並ぶ。店内の調理スペースで手作りした総菜類も人気だ。「野菜を並べて売るだけじゃなく、お客さんに新しい提案をしていきたい」と松田さん。今後は生ジュースなどの販売も予定しているという。
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