金沢で「ジャズざんまい」コンサート-愛好家らがワークショップの成果発表

「ジャズざんまい」コンサートの模様

「ジャズざんまい」コンサートの模様

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 ジャズ愛好家が日ごろのワークショップでの成果を発表するコンサートが2月22日、金沢市民芸術村(金沢市大和1)で開催された。

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 ワークショップに参加する「Monday Dollars Jazz orchestra」、中高生で編成される「Jazz-21」、小学生のバンド「SEEDS」などが出演、スペシャルゲストにはジャズドラマーの猪俣猛さんを迎え、会場の約200席は満席状態となった。ワークショップのメンバーは一流ジャズアーティストと共演するなど、まさに「ジャズざんまい」のイベントとして聴衆とともにどっぶりジャズに浸り楽しんだ。開催は今年で4回目。

 コンサートの皮切りには、2007年6月に活動を開始したばかりで約30人の大所帯「Monday Dollars Jazz orchestra」が登場、迫力満点の演奏を披露した。一般の愛好家で成り立つメンバーは毎週月曜の夜に練習を重ね、昨年は「まちかど音楽祭・21世紀美術館」でも演奏した。「Strike Up」「The Continental」「Night and Day」などの楽曲を生き生きと演奏しコンサートを盛り上げる。メンバーのあいさつでは、「デビューしたばかりで昨年は未熟だった。前回のライブに来た人がこの場にいないといいなと思った。今年の成果を感じてほしい」と語りかけた。

 2番手の「The bonobono band」は、もともと同ワークショップのメンバーだった田中理夏子さんが上京し音楽大学に入学してから昨年結成、活動を始めたバンドで、今回初の凱旋(がいせん)ライブとなった。「Love」「Someday My Prince Will Come」「Georgia On My Mind」などのジャズの名曲をメンバーがアレンジし、しっとりと聴かせた。

 そのほか、昨年4月から活動を始めたキッズジャズバンドの「SEEDS」は小学3~6年生のバンド。「C Jam Blues」「線路は続くよ」など5曲を力いっぱい演奏し音色を会場に響かせた。4年目を迎えた中高生のジュニアジャズオーケストラ「JAZZ-21」は、今年は愛媛・愛知での遠征演奏に取り組むなど精力的に活動し、今後はアメリカ公演を目指して練習に励んでいるという。

 スペシャルゲストとして最後に登場した「JAZZ-21」のスーパーバイザー猪俣さんが率いる4人のユニット「Force」は、迫力ある音色を会場全体に響かせ聴衆を魅了した。猪俣さんは今年音楽生活60周年を迎えるのを機に、5月に金沢でのコンサートを予定しているという。

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