金沢と輪島を結ぶ能登方面特急バスで7月18日、「ポケットモンスター(=ポケモン)」ラッピングバス運行が始まった。
能登半島地震からの復興を後押しするため、石川県と一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団が連携して進めるプロジェクトの一環。7月7日には能登空港が世界で初めてポケモンの名を冠した「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」へ愛称を変更したほか、能登各地でもポケモンを活用したスポットが順次整備されている。金沢と能登を結ぶ交通機関をポケモンで彩ることで、観光客や家族連れの利用を促し、能登への関心や交流人口の拡大につなげる狙い。
同ラッピングバスは、北陸鉄道グループ(金沢市広岡3)が運行する路線で、対象となる便は輪島駅前6時20分発金沢駅行きと、金沢駅西口10時20分発輪島駅前行きの1往復。バスの車体にはピカチュウやイーブイ、ボーマンダなどのイラストが描かれているほか、車内も座席カバーや天井にキャラクターが描かれている。バスは穴水駅やのと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港などにも停車する。同空港からは、異なるデザインのラッピングバスを使って和倉温泉のポケモンスポットなどを巡る事前予約制の「ポケモンのとめぐりバス」の運行も始める。
この日、輪島から同バスを利用した医師の坂田昭平さんは「まだ柵が倒れている場所もあり復興の途中だと感じる。医師仲間にもポケモンファンが多く、休日に空港へ行ってグッズ購入やスタンプラリーを楽しんでいる。自分もポケモンが好きなので、このラッピングバスをきっかけに能登が盛り上がってくれたら」と話す。折り返しとなる金沢駅西口からの便にも約30人が乗車し、見送る家族や車両を撮影する人たちで駅前はにぎわいを見せた。
金沢駅西口の北陸鉄道チケットセンター窓口では「ポケモン記念乗車券」の販売も開始した。同社担当者は「たくさんの人に利用していただき、さらなる地域発信に努めたい」と話す。