食べる

金沢・末町に「カレーハウスやまねこ亭」 地域おこし活動通じ念願の独立店

「カレーハウスやまねこ亭」の外観

「カレーハウスやまねこ亭」の外観

 「カレーハウスやまねこ亭」(金沢市末町)が6月24日、1年間の間借り営業を経て同町内に独立店舗をオープンした。

金沢・末町にオープンした「カレーハウスやまねこ亭」

[広告]

 店主の山部裕太さんは北海道出身。札幌市内の銀行に務めていたが、趣味だったカレー作りを仕事にしたいと退職し、「金沢カレー」の文化に魅力を感じて金沢市への移住を決めた。2022年3月には犀川地区の地域おこし協力隊として着任し、2025年3月の任期満了まで3年間、「カレーで地域おこし」をテーマに活動。犀川公民館を拠点に、こども食堂「みんなのカレーハウスさいがわ」の運営や親子カレー教室、地域の食材を使った「さいがわデカ盛りカレープロジェクト」などに携わった。

 任期満了後は同地区での出店を目指して物件を探していたが見つからず、2025年4月から同町の焼き肉店「じんべい」でランチタイムのみの間借り営業を始めた。その後、町内で一軒家を貸してくれる人が現れ、今回の独立店オープンにつながった。

 店内は、カウンター4席、テーブル席10席のほか、最大6人まで対応可能な座敷席を設ける。提供するのは、タマネギやトマトなど野菜の水分だけで国産鶏を煮込み、約15種類のスパイスと塩だけで味付けする「パキスタン風無水チキンカレー」(1,400円)。山部さんによると、北海道では油を多く使うのが同メニューの特徴だが、同店ではオリーブオイルを使い、よりヘルシーに仕上げているという。

 北海道名物として知られるスープカレーは、地域の農家から仕入れた季節の野菜をトッピングし、鶏ガラ・豚骨・羅臼昆布のトリプルスープを使う。「ほろほろチキンのスープカレー」「豚角煮のスープカレー」「野菜のスープカレー」(以上1,500円~)から選べる。そのほか鶏の唐揚げ「北海道ザンギ」(400円)や北海道限定販売の「サッポロビール クラシック」(600円)など、山部さんの故郷の味もメニューに加える。

 店内には、地元生産者の野菜を直売するスペースも設けた。山部さんは「地域の人たちに応援してもらい、長年の夢がかなった。都会では感じられなかった人と人とのつながりや助け合いを経験し、感謝の気持ちでいっぱい」と話す。「自分のバックグラウンドである北海道と、金沢の食材のいいところを融合したカレーを味わってもらいたい。野菜だけ買いに来てもらうのも歓迎」と来店を呼びかける。

 営業時間は、11時30分~14時、17時30分~20時(金曜・土曜・日曜)。月曜・火曜定休。

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL