醸造メーカー「ヤマト醤油味噌(しょうゆみそ)」(金沢市大野町4)の「柚子(ゆず)どぶろく」「カシスどぶろく」のパッケージが6月8日に刷新される。
同社は1911(明治44)年創業時からしょうゆやみその製造に携わり、食生活に発酵食品を取り入れる「一汁一菜に一糀(こうじ)」を提唱している。昨年4月には、こうじ・乳酸菌・酵母が含まれるどぶろくの製造を目的に、醸造所「山藤濁酒(やまとどぶろく)研究所」を設立した。
今年3月、SSA 酒ソムリエ協会が主催する日本酒の国際品評会「Tokyo酒チャレンジ2026」が開催され、「柚子どぶろく」を初めて出品。どぶろく部門で最高賞となる「プラチナ賞」を受賞した。山本晴一社長によると、「国産のユズを皮ごと使っている。品評会では、国内だけでなく、海外在住の酒ソムリエからも、『こうじの甘みに蜂蜜のようなニュアンスがあり、チーズケーキとのペアリングが良い』と評価された。地道に手間暇をかけて積み上げてきたことが認められてうれしい」と話す。
同社では受賞を記念し、パッケージのリニューアルに踏み切った。新パッケージでは、軽くて割れにくいスパウトボトルを採用。くびれをつけたスリーブを取り付けることで、持ちやすくした。ラベルをはがさず氷水で冷やせる耐水設計とし、レストランやアウトドアでの使いやすさも高めたという。
山本社長は「新パッケージには、同商品のコンセプト『酔うための酒から、優しさを伝える酒へ』を表現したデザインを採用した。玄米をこうじで発酵させたGABAを含み、カフェインゼロでアルコール度数も低く仕上げたどぶろくを通じて、日常の緊張を解きほぐす体験を提案していきたい。インバウンド客や海外への輸出にも注力する」と意気込む。
価格は500ミリリットル2,200円。同社直営店やオンラインストア、提携酒販店などで取り扱う。