加賀水引をコンセプトにした客室が特徴の宿「YADO 璃那 RINA(やど・りな)」(金沢市東山1)が6月1日、金沢の観光地・ひがし茶屋街のメインストリートにオープンした。
経営は、まちづくりなどの事業を手がけるリナシェンテ(八日市3)。グループ会社のエムアンドケイが4月にオープンした「金沢まいもん寿司(すし) ひがし茶屋街店」が入る町家の2階にある。広さは66平方メートルで、ベッドルームとリビングルームの和室2部屋を中心に、キッチン、トイレ、洗面所、ランドリー、シャワーを備える。宿泊は1日1組限定で、定員は2~3人。夫婦や友人同士、親子での旅行などの客層を想定する。宿泊料金は1泊4万円~。
室内装飾は1917(大正6)年創業の加賀水引工房「津田水引折型」(野町1)が担当。ベッドルームには松竹梅の水引パネル3枚を並べるほか、リビングルームには「水引の庭」と名付けた押し入れを改装した展示スペースに松竹梅や鶴亀、鳳凰(ほうおう)といった立体作品を置き、合わせ鏡によって果てしなく続いているかのような演出を施す。両室をつなぐ欄間にも松竹と鶴亀の水引を使うなど、室内には多くの作品を展示する。
リナシェンテで同施設の運営責任者を務める阿部洋介さんは「モダンなインテリアに加賀水引の世界を組み合わせた。快適な付帯設備も備えたので長期滞在にも対応できる。海外からのお客さまも多く見込んでいる」と期待を寄せる。