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石川県立歴史博物館で企画展「鷹と加賀前田家」 タカに関わる仕事など紹介

「鷹羽毛図解」部分 1692(元禄5)年 個人蔵

「鷹羽毛図解」部分 1692(元禄5)年 個人蔵

 加賀藩・前田家が行っていた「タカ狩り」に関する史料を集めた春季特別展「鷹(たか)と加賀前田家」が現在、石川県立歴史博物館(金沢市出羽町)で行われている。

春季特別展「鷹と加賀前田家」

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 江戸時代の将軍や大名は、オオタカ、ハイタカ、ハヤブサなどを使った狩猟のタカ狩りを権力者のたしなみとして盛んに行った。前田家も多くの「御鷹(おたか)」を保有し、領内で鳥類のタカ狩りを行っていた。会場ではタカ狩りの様子や、狩りを行う「鷹場(たかば)」、タカの飼育などタカ狩りを支える仕事を、古文書や古美術などの展示と解説を通じて紹介する。さまざまな種類のタカの姿を描いた6曲1双の「架鷹図(かようず)屏風(びょうぶ)」は、前田家に伝わる江戸時代初期の作品で、今回が初公開という。

 展示ではタカを飼育調教する「鷹匠(たかじょう)」やタカを捕獲する「鷹巣見(たかすみ)役」、タカ狩りを行う領内の狩場を管理する「鳥見役」など、タカに関わるさまざまな専門職の仕事も紹介する。中には河北潟の新田開発によって獲物となる鳥の生育地が失われることを危惧した鷹匠が、水辺の環境保護を訴えて農民と行った駆け引きが分かる資料もある。

 学芸主任の林亮太さんによると、タカ狩りは藩主が将軍からタカを譲り受けたり家臣に獲物を分け与えたりすることで絆を深める「贈答儀礼」的な側面があり、領内の民衆に対しては、鷹場の管理などを通じて権力を示す意味合いもあったという。

 開館時間は9時~17時。観覧料は、一般=1,200円、大学生=960円、高校生以下無料。6月7日まで。

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