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金石「蔵cafe 咲蔵」が1年半ぶり再開 震災で休業、客の声後押しに

修復工事が完了した蔵cafe 咲蔵の外観

修復工事が完了した蔵cafe 咲蔵の外観

 「蔵cafe 咲蔵(さくら)」(金沢市金石西1)が4月1日、約1年半の休業を経て、営業を再開した。

営業を再開した「蔵cafe 咲蔵」

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 同店は2020年10月、築100年の蔵をリノベーションしてオープン。1階にカウンター席4席とテーブル席10席、2階に最大8人まで対応可能な個室を設ける。長年カフェを経営するのが夢だった店主のnorikoさんが、1人で切り盛りしてきた。

 2024年1月に発生した能登半島地震で、金沢市内は最大震度5強を観測。同店もしっくいの壁が崩れるなどの被害を受け、一度は修復したものの損壊は大きく、同年12月から休業を余儀なくされた。

 震災の影響で修復工事に時間がかかり、費用面の課題もあったことから、norikoさんは「一度は建物の取り壊しと閉店も考えた」と明かす。しかし、近所に住む蔵の元の持ち主の思いや、立派な梁(はり)が残る蔵を引き継ぎたいという気持ちが強く、常連客からも再開を望む声が多く寄せられたことが後押しとなり、再スタートを決意したという。

 提供するメニューは、添加物や化学調味料、着色料などを使わず、旬の野菜や地物の魚などを取り入れた「咲蔵の日替わりランチ」(1,650円~)。カフェメニューとして、自家製シロップを使ったドリンクや季節の生果実のスムージー、小麦粉や白砂糖などを使わない「ロースイーツ」(500円~)などもそろえる。

 norikoさんは「休業中や再開時には、多くの人から温かいメッセージをもらった。店を通じて出会えた人とのつながりやありがたみを再認識した1年半だった。子ども連れでも安心できる食事や、くつろげる空間をこれからも提供していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~15時。月曜・木曜定休。

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