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とり白菜鍋の「さぶろうべい」が金沢・近江町市場近くに初の都市型店舗

1階カウンター席

1階カウンター席

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 とり白菜鍋の提供で石川県民に知られる飲食店「さぶろうべい」の尾山町店(金沢市尾山町)が6月30日、近江町市場近くにオープンした。運営は「SU-BEE(サビー)」(玉川町)。

近江町市場近くにオープンした「さぶろうべい 尾山町店」

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 1950(昭和25)年にかほく市で創業した「さぶろうべい」の事業は2014(平成26)年に飲食店などを運営する同社が承継。「とり白菜鍋」(850円~)と「とりかわ」(480円~)を名物に、石川県と富山県に4店舗を展開している。いずれも郊外型。5店舗目となる尾山町店は初の都市型店舗。金沢の中心部に出店した。

 店舗面積は1階・2階合わせて30坪。席数は、1階がカウンター11席で、2階はテーブル28席。2軒の町家を3カ月かけて改修し、機能性を重視しつつ梁(はり)や壁をそのまま残した。1階のカウンターではスタッフが客の目の前で「とり白菜鍋」を作る。同店限定で、名物メニューのミニチュアのほかクーポンなどが入ったカプセルトイ「さぶガチャ」を販売する。

 「100年ブランドの構築を目指し、3年前から都市型店舗の出店を模索していた。石川県民のソウルフードであるさぶろうべいの味や精神を地元の人だけでなく、観光客やインバウンドにも広く伝えることがミッション。念願の都市型1号店を足掛かりに全国展開にも挑戦したい」と同社社長の田端弘一さん。広報担当者の宮本侑佳さんは「観光地に近く、外国人観光客が多い地域。4カ国語に対応したモバイルオーダー機を設置するなどして対応している。初めてとり白菜鍋を食べる観光客はもちろん、地元のさぶろうべいファンにも郊外とは違う雰囲気の新店舗を楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は、11時~14時30分、17時~22時(土曜・日曜・祝日は11時~22時)。

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