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「作品」を五感で味わう展覧会-「感情のテイストおまかせコース」も
(2008年08月06日)
食材で作られた作品を実際に注文し、味わえる展覧会「フードクリエイション 食欲のデザイン展-感覚であじわう感情のテイスト-」が金沢21世紀美術館(金沢市広坂1、TEL 076-220-2800)で開催されており、石川県出身のアーティスト・諏訪綾子さんが振る舞う「作品」が来場者たちの五感に刺激を与えている。
諏訪さんは羽咋市生まれで金沢美術工芸大学出身。「胃までコンセプトを届ける」をテーマに、ケータリング形式によるフードパフォーマンスや食を通じた表現活動を行う「フードクリエイション」を主宰している。同展は、諏訪さん初の展覧会。
会場となるガラス張りのデザインギャラリーでは、「恐ろしさと不安がゆっくりと混じり合うテイスト」「後をひく悔しさとさらに怒りさえもこみ上げるテイスト」など「感情のテイスト」が書かれた巨大メニューを背景にテーブル席が設けられ、疑似レストランのような空間にしつらえられている。巨大メニューや全体のグラフィックデザインは、金沢美大の同級生で2008年度JAGDA新人賞を受賞した福岡南央子さんが手がけた。
来場者は会場内で実際に作品を注文し、食べることができる。平日は館内のレストラン「フュージョン21」による出前注文「本日のおすすめ感情のテイスト」(500円)、週末はフードクリエイションによる予約制(限定16人)のパフォーマンス「感情のテイストおまかせコース」(1,000円)を堪能できる。
パフォーマンスでは、諏訪さんが一品一品を参加者に振る舞う。参加者は、まずは白い丸皿にのせられた「作品」のビジュアルを味わい、次に香りを楽しみ、さらに口に運んで食感や音、あるいは見た目とのギャップや意外性、後味を堪能するなど、五感で作品のコンセプトを味わう。
「作品は、料理でもグルメでもない、エネルギー源としての食事でもないもの。どこにでもある素材で新しい刺激を生み出せるのが、食の魅力。五感を総動員できる食材は、可能性を秘めている」(諏訪さん)
開催時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜と9月16日閉場(9月15日・22日は開場)。「感情のテイストおまかせコース」は8月8・9・10・29・30日、9月19・20日に行われる。電話予約はTEL 076-220-2813(専用回線)まで。9月28日まで。
フードクリエイション金沢21世紀美術館
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