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金沢の雑貨店で「こけし展」 伝統こけし300点、こけしブームに乗り開催3回目

こけしの魅力は「手作業の美しさ」と語る宮島さん

こけしの魅力は「手作業の美しさ」と語る宮島さん

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 金沢の雑貨店「Lykkelig(リュケリ)」(金沢市小立野1、TEL 076-262-4511)で3月12日、東北地方の民芸品・こけしの企画展が始まった。

【パノラマVR】こけしの企画展を開催中の「Lykkelig」

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 「こけし楽し。参」と題し、展示・販売するのは、東北地方で伝統こけしを作る「こけし工人(こうじん)」11人の作品300点と、こけしをモチーフにした雑貨などを製作する作家5人の作品、合わせて500点。

 こけしは東北地方6県でその特徴や形から11系統に分けられている。同展では各系統の古くから伝わる形や模様のこけしはもちろん、世界の民族衣装をモチーフにした模様の岩手県南部系作家・田山和泉さんの作品や、目玉焼きやソフトクリームの帽子をかぶった宮城県作並系作家・平賀輝幸さんの作品など、こけしの新しい可能性も感じることができる。

 同店の宮島智美さんは以前からこけしに興味があり、企画展を計画していたが、東日本大震災が起き、一時開催を自粛しようとまで考えた。だが、逆に開催することが復興支援になるのではないかと考え直し2011年6月、初開催にこぎ着けた。

 全国に第3次こけしブームが到来している今、同展も「こけし女子」の支持に後押しされ、今回で3回目。開催初日には開店前から「こけし女子」たちが並び、金沢では手に入れることが難しいこけしやこけし雑貨を買い求めた。

 宮島さんは「こけしは系統や作家により一つ一つ違い、手に取るとまるで美術品のように感じる。手仕事の素晴らしさ、美しさを実際に目で見て、触って感じてほしい」と話す。

 営業時間は11時~20時。水曜定休。今月22日まで。

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