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金沢で東日本大震災チャリティーイベント キャンドルナイト、福島の桜贈呈など

県内在住の避難者親子を描いた「ダキシメルオモイ」

県内在住の避難者親子を描いた「ダキシメルオモイ」

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 金沢のしいのき迎賓館(金沢市広坂、TEL 076-261-1111)で3月11日・12日、チャリティーイベント「311ありがとう石川」が開催される。

3月11日・12日開催のチャリティーイベント「311ありがとう石川」

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 北陸三県在住の避難者と支援者から成る実行委員会が、避難者を受け入れてくれた石川への感謝と犠牲者への祈り、さらなる復興支援への思いを込めて開催する同イベント。東日本大震災から5年の節目を迎えるに当たって、避難者が中心となって企画した。

 11日は、犠牲者を悼む「キャンドルナイト」を開催。市民から提供されたろうそくを使った200個の手作りキャンドルで「311」の文字を浮かび上がらせる。

 12日午前は、福島県三春町の樹齢千年以上のベニシダレザクラ「三春滝桜」の苗木を石川県と金沢市に贈呈するセレモニーを開催。午後は、震災後、親が子を抱きしめる姿を「ダキシメルオモイ」として描く画家・小林憲明さんによる、県内在住の避難者親子を描いた作品をバックに、母親たちが自らの思いをつづった詩の朗読を行う。

 屋外などでは終日、県内の飲食・工芸店などが出店する「じわもんマーケット」を開催。自家焙煎(ばいせん)コーヒー豆専門店「アリーカフェ」(金沢市畝田西)、無農薬野菜と無添加の加工品を販売する「菜友館」(羽咋郡志賀町)、ガラス工房「Glass Studio Cullet」(加賀市橋立町)、「アトリエ・ギャラリーSOUQ」(田上)など約30店が参加する。このほか手品やマッサージ、似顔絵コーナーなど多彩な催しを予定する。

 実行委員会代表の森島幹博さんは「お子さんから大人まで楽しめる企画を用意しているので、気軽に足を運んでもらいたい。あの日からのさまざまな思いに触れて、あらためて震災のことを知ってもらって、これからを一緒に考えていけたら」と来場を呼び掛ける。実行委では、同イベントの協賛金も随時募集している。

 開催時間は、3月11日=19時~20時、12日=10時~16時。

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