金沢駅から徒歩3分ほどの駅近エリアに能登牛を使ったすき焼き専門店「すき焼き 伽藍(がらん)」(金沢市本町、TEL 076-224-0029)がオープンし、1カ月がたった。
同店から程近い焼き肉店「あぶり肉 がらん」(本町、TEL 076-222-0029)の2号店。オーナーの林さんが独自のルートで仕入れる希少な能登牛をメーンにしたすき焼きを看板に、完全個室の各室には異なる伝統美を施し「特別な日」の利用を演出する。店舗面積は約40坪、7つの個室にテーブル席36席を設ける。客単価は8,000~9,000円程度。
店作りのコンセプトは「金沢の伝統と美」。総畳敷きの店内では各所に、林さんと親交のある全国の若手アーティストの作品をオブジェとして置くほか、料理を提供する器にも採用する。朱色の壁をあしらった個室では漆を使ったモダンアートが目を引き、黒壁の個室は畳まで黒に統一するなどのこだわり。
「希少な能登牛を仕入れるため、1号店の時代からあえて割高で仕入れることで実績を積んだ」と話す林さん。同店ではA5ランクの能登牛を他店より手頃に提供する。メニューは「和牛コース」(5,800円)、「能登牛コース」(7,800円)、「能登牛特上コース」(9,800円)の3種で、先付け・野菜・肉(200グラム)・ご飯・汁物・デザートが付く。「追加の肉は100グラム単位で注文でき、コストパフォーマンスが高いと思うので利用してもらえれば」と林さん。
上質の肉を楽しむ40~50代の利用が多いという同店だが、隠れた人気は1日100食までは対応できるという「すき焼き弁当」(2,000円、価格は全て税別)。林さんは「能登牛の人気を受け、今後はランチも始め、外国人を含め観光客にも気軽に楽しんでもらえるメニューも検討したい」と意気込む。
営業時間は17時~23時。日曜定休。