西日本旅客鉄道・東日本・東海の3社が連携し北陸の魅力を紹介し冬の誘客を図るキャンペーン「Japanese Beauty Hokuriku」が1月1日、始まった。
JRキャンペーン「Japanese Beauty Hokuriku」
北陸新幹線開業後、人気の高まる北陸で冬ならではの楽しみ方を提案し誘客につなげるため、石川・富山・福井の3県と各県の観光連盟で構成する「北陸三県誘客連携協議会」と協力し、さまざまな角度から「北陸の美」をPRする同キャンペーン。今年で11回目。
コンセプトは「美食」「美湯」「美技」「美観」「美心」の5つの美。中でも今年、特に力を入れるのは「美食」。カニ、寒ブリ、能登かき、若狭ふぐなど、北陸の食の楽しみ方を提案するガイドブック「北陸冬物語」で、橋立港(加賀市)直送の「香箱ガニ」を使った料理を山中塗や九谷焼の器で提供するプランや、参加32店舗がオリジナルで「おやじの一貫」を織り交ぜる「百万石のすしセット」(10貫=3,800円)プランのほか、富山の寒ブリや福井の越前ガニを楽しむプランなどを紹介する。
「美湯」では山代温泉など各温泉地のグルメ・スイーツ・地酒の食べ飲み歩きのクーポンを用意し、街歩きにプラスアルファの魅力を提案する。「美技」では伝統工芸が受け継がれる北陸ならではの「金沢金箔(きんぱく)体験」「越前和紙紙すき体験」など気軽に参加できる体験コースを、「美観」では「白米千枚田のあぜのきらめき」(石川)や「五箇山合掌造りの集落」(富山)など「美しい日本の原風景」を紹介。さらに、「美心」では現地ガイドによる「兼六園めぐりガイドツアー」や「夜のひがし茶屋街ツアー」など旅を手助けするプランも。
能登を巡る「花嫁のれん」や立山連峰の絶景を楽しめる「ベル・モンターニュ・エ・メール」など人気の観光列車に名所を巡るバスをセットにし2次交通の利便性を図るプランは初導入。西日本旅客鉄道金沢支社の担当者は「絶景を巡る観光列車や北陸の冬の美食をはじめ、さまざまな美を楽しめるプランを楽しみにぜひ、旅行を計画してもらえれば」と期待を寄せる。
キャンペーンは3月31日まで。