11月15日に初開催される「金沢マラソン」を前に13日、石川県立音楽堂交流ホール(金沢市昭和町20)で参加ランナーの受け付けが始まった。
「金沢をまるごと『走る!』」をキャッチフレーズに国内外から1万2000人が参加する42.195キロのフルマラソン。コースは、広坂通りをスタートし、兼六園、金沢城、東山、金沢駅、武蔵ヶ辻、香林坊・片町など中心市街地を巡り、新動脈・山側幹線、郊外の田園エリアを走り抜け、西部緑地公園陸上競技場にゴールする回遊型。
14時に始まった受け付けに一番乗りした49歳の男性は「50歳を目前に何かできたらと」と初マラソンに挑戦するという。金沢市内の男性は「家族や友人が応援してくれるのがうれしい」と地元大会への参加を喜んだ。仲良し3人で参加する女性は、そろってセーラームーンのコスプレで参加するという。「記録よりも完走。和菓子やカレーも食べながら楽しんで走りたい」と笑顔を見せた。
14日には、各所で応援イベントも開催。ボランティアグループ「金沢もてなし隊」は金沢駅コンコースで、金箔(きんぱく)入りの加賀棒茶4000杯を振る舞う。リーダーの宮岸佑一さんは「ランナーや観光客など駅に到着した皆さんの最初のお出迎え。金沢らしいお茶で一服して笑顔になってもらいたい」と話す。10時~16時。準備予定数に達し次第終了。
「野菜ソムリエコミュニティー石川」は近江町いちば館広場で、加賀野菜の加賀れんこん、五郎島金時と県産野菜、能登豚などを使ったみそ汁「じわもん汁」300食を提供する。レシピは、同コミュニティー代表でアスリートフードマイスターの資格を持つ小川美樹子さんが監修し、直前に炭水化物を多く摂(と)るといいといわれるランナーのために米粉で作ったトッポギも加える。小川さんは「金沢マラソンを応援するとともに、県産野菜のおいしさを伝えられたら」と話す。150円。11時30分~。無くなり次第終了。