金沢の「しいのき迎賓館」(金沢市広坂)で10月24日・25日、石川の地酒と美食の祭典「サケマルシェ」が開催される。
今年で3回目となる同イベント。毎年、各地で開催される「日本酒で乾杯推進会議」の全国大会が金沢で開催されるとあり、県内の酒造メーカー28社がタッグを組み同イベントと共に大会を盛り上げる。
地元の人気飲食店と共に日本酒の新たな楽しみ方を提案する同イベント。北陸新幹線開業後に高まる石川の地酒人気の後押しを目的に、県酒造組合連合会に置かれた実行委員会が主催する。初回の来場者は約5000人、2年目は約1万人と増え、今年はさらなる需要を見込み金沢での開催を2日間に拡大し、約2万人の来場を目標とする。
参加する酒蔵は金沢、加賀、能登の石川全域から、「福正宗」(福光屋)、「手取川」(吉田酒造)、「夢醸」(宮本酒造店)、「池月」(鳥屋酒造)、「遊穂」(御祖酒造)、「獅子の里」(松浦酒造)など。地酒とのマリアージュを提案する美食隊には、スペイン料理「アロス」、金沢おでん「よし坊」、「太平寿し」、フレンチの「tawara」、酒と人情料理「いたる」など、根強い人気店と新鋭の和洋食店が顔をそろえる。
24日は同大会の「石川の酒と食文化を愉(たの)しむ」シンポジウムとして、作家の松岡正剛さんを迎えた講演「酒-祝いと誓い」に続き、「酒と食文化」をテーマにしたパネルディスカッション(13時~、同2階、無料)を行う。同館内のフレンチレストラン「ポールボキューズ」での地酒パーティー、野外広場で金沢芸妓(げいぎ)による舞(会費5,000円、サケマルシェ3,000円分の飲食チケット付き)も予定する。
関連イベントとして、観光列車「花嫁のれん」と「のと里山里海号」に乗り、能登の酒蔵見学と車内の宴を楽しむ日帰りツアー「能登 地酒列車」も行う。料金は、10月12日=9,500円、11月1日=9,000円(運賃・昼食代・試飲代・酒蔵見学込み、3日前までに要予約)。
開場時間は11時~18時30分(25日は17時まで)。チケットは20枚つづり(グラス付き)で、3,000円(前売りは2,800円)。チケットぴあと日本旅行のほか、出店する飲食店・酒蔵、協力酒販店・同実行委員会で販売する。