兼六園周辺の文化施設で7月31日、文化に親しむイベントを多彩に開催する「サマーミュージアムウィーク」がスタートする。
同イベントは、例年秋に開催されていた「ミュージアムウィーク」を四季ごとの開催に拡大させたもの。夏の開催が初となる今回は「いしかわの夏の夜の魅力」がテーマ。地元小中学生によるビッグバンド「JAZZ-21」などの「夕暮れコンサート」、親子で楽しめるワークショップ「あなたもアート 暑中見舞い」、石川県立図書館で行われる「おはなしの夕べ」など、涼しい夜の時間帯を中心に多彩なイベントが開催される。
石川県立歴史博物館では8月7日・8日の2日間、世界的に活躍する小松市在住のデジタルアーティスト長谷川章さんによる「on 本多の森 D-K デジタル掛け軸」を開催。4月にリニューアルしたばかりのいしかわ赤レンガミュージアムをスクリーンに、長谷川さんが制作した100万枚余りのデジタル画像を組み合わせた映像が映し出される。
同2日間は、石川県立美術館、石川県立歴史博物館、石川四高記念文化交流館、石川県立伝統産業工芸館の4施設が21時まで開館時間を延長する(石川県立伝統産業工芸館は最終入館20時45分)。7月31日・8月1日・7日・8日は金沢城公園内の玉泉院丸庭園で夜間ライトアップを実施する。
主催する兼六園周辺文化の森活性化推進実行委員会の担当者は「夏休みということもあり、親子連れで楽しむことのできるイベントも多く企画されている。石川県民や観光客など多くの方に兼六園周辺文化の森を訪れてもらい、多彩な文化に親しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。
「on 本多の森 D-K デジタル掛け軸」の開催は日没~21時30分。サマーミュージアムウィークは8月9日まで。