「ラ・フォル・ジュルネ金沢『熱狂の日』音楽祭2008」の本公演が3日からスタートし、演奏会が開かれる4つの会場が集まる金沢駅周辺では、多くの人出で賑わっている。
本公演は石川県立音楽堂(金沢市昭和町)の「交流ホール」で10時30分、児童合唱団「OEKエンジェルコーラス」の合唱からスタート。続いて12時から同「コンサートホール」(1560席)で「金沢市立工業高等学校吹奏楽部」の高校生ブラスバンドの演奏がはじまり、13時からは同「邦楽ホール」(720席)で「オーケストラ・アンサンブル金沢」のメンバーによる室内楽の演奏がはじまった。その後も各ホールでは、海外からの有名楽団や音楽家などが出演する公演(有料)が11公演行なわれた。
今回の音楽祭では、学生の吹奏楽部が数多く出演することが目を引く。これは同音楽祭の企画者でプロデューサーであるルネ・マルタンさんの「全国からアマチュアの人たちを呼び寄せて、この本格的な音楽祭へ積極的に参加させたい」(同氏)との考えによるもので、伝統芸能との「コラボーレート・コンサート」などと共に、この音楽祭の特徴の1つとなっている。
4日からは同音楽堂内の3ホールに加え、ポルテ金沢(金沢市本町2)6階の「金沢市アートホール」(308席)でも公演が開始され、5日の最終日まで無料イベントを含む多くの公演が開催される。
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