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国際音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」、金沢開催決定-東京と同時開催
(2008年02月15日)
会見で開催決定を発表する関係者。左から、梶本眞秀さん(アーティスティック・プロデューサー)、ルネ・マルタンさん(アーティスティック・ディレクター)、前田利祐さん(ラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭実行委員会会長)
ヨーロッパで従来のクラシック音楽祭のイメージを揺るがす画期的なイベントとして高い評価を受けている「ラ・フォル・ジュルネ音楽祭」が4月29日~5月5日のGW期間中、地元「オーケストラ・アンサンブル金沢」や、海外有名オーケストラを迎えて開催されることが決定した。
日本では、過去3回東京で開催されたが、アーティスティック・プロデューサーの梶本眞秀さんらは「クラシック音楽の裾野を広げ、『0歳から老若男女あらゆる人とそのすばらしさを分かち合う』という基本方針を展開するために東京以外の開催地を探し、今年、金沢を選んだ。最終的に金沢を選んだ理由は、国際的音楽活動を行う井上道義さん率いる『オーケストラ・アンサンブル金沢』が存在し、『金沢市民芸術村』(大和町1)や『金沢21世紀美術館』(広坂1丁目)で展開されている音楽活動などの文化度の高さと、交流を生みやすい人間的サイズの都市の規模であるという3点を評価した」という。
同音楽祭のアーティスティック・ディレクターであるルネ・マルタンさんによれば、「クラシック音楽を取り囲んでいた『さまざまな敷居を取り去る音楽祭』として、1回のイベントで15万人もの音楽ファンを呼び込むなど、ヨーロッパ各地で高い反響を呼んでいるイベントであり、1995年フランス北西部の港町ナントで『まちおこし』として始まったもの。今までの国際的音楽祭にはなかった4つの大きな特徴、『演奏時間が30から40分と短時間』『一流演奏家のコンサートが500円からの低料金で楽しめる』『お祭り的な交流の場を持つ』『複数会場でのアマチュア・セミプロの発表・公開レッスンやショップなどの活動連携』を持たせた」と話す。
会見でルネさんは「ある日、ロックバンドの『U2』が3万5千人ものファンを呼び込むコンサートを開いているのを見て、なぜクラシックコンサートは同じような人数を動員できないのかという疑問から、クラシックの垣根を取った大勢の人が楽しめるイベントを開催したいと考えたのが企画のきっかけ。一流演奏家に『破格な値段で、短時間の演奏を何度も演奏してもらう交渉』が一番の課題だった。クラシック音楽にまつわるさまざまな既存概念を打ち破る革命的かつ熱狂的イベントにしたいという一念でこの問題を解決していった。『ラ・フォル・ジュルネ』とは、モーツアルトのオペラ『フィガロの結婚』の元になった戯曲のタイトルで、『熱狂の日』を意味する。既存の価値観を覆す内容でフランス革命の契機となった戯曲でもあり、クラシックを広める革命としての音楽祭にふさわしい呼び名として名付けた」とさらに熱く語った。
同時期に開催される東京の音楽祭は、アーティストと参加者が一緒に食事もできる施設「東京国際フォーラム」を中心に、丸の内周辺エリアで開催される。今年のテーマは「シューベルトとウィーン」で、シューベルトの傑作をメインに、同時代を生きたベートーヴェン、フンメル、ウェーバーなどの代表的楽曲の演奏や、現代の作曲家達によるシューベルトへのオマージュ作品の初演が目玉。無料イベント、キッズプログラムも充実し、家族で1日楽しめる構成のイベントになっている。
金沢では、ベートーヴェンの作品群を中心とした約80公演のコンサートが行われる。会場は、石川県立音楽堂(金沢市昭和町20)と金沢駅周辺エリア。音楽祭のチケットは、「マルチ・パス」(全80公演共通フリーパス)=12,000円、「チケット4」(各公演4つを自由に選択できる回数券)=5,000円。単独の公演ごとの購入も可能。
問い合わせは、同音楽祭事務局(昭和町20、TEL 076-232-8111)まで。
描き出すアートな街 井上道義さん(オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督)(金沢経済新聞)ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2008ラ・フォル・ジュルネ東京「熱狂の日」音楽祭2008オーケストラ・アンサンブル金沢金沢市民芸術村
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