石川県地場産業振興センター(金沢市鞍月2、TEL 076-268-2010)は4月11日、県内若手作家による焼き物、漆器、ガラスなどの器、190点を展示販売する「春の器展」を開催し、同センターを訪れる人たちの目を楽しませている。
同展は、県内若手作家に作品発表の場を提供するとともに、同センターを訪れるさまざまな業界と業種の人に作品に触れてもらい、新たな販路開拓を目指して初めて企画し開催されたもの。「石川県立九谷焼技術研修所」「石川県挽物轆轤(ひきものろくろ)技術研修所」「石川県立輪島漆芸技術研修所」を卒業した、九谷焼、山中漆器、輪島塗の若手作家と、県内のガラス工房の作家が出品している。
春をイメージしたかわいいイチゴを描いた小鉢や、野原のイラストが入った湯飲み、カラフルなパステルカラーのガラスコップなど、伝統工芸の技術を踏まえながらもカジュアルな絵柄を施したものが目立つ。「伝統をそのまま継承するものづくりも定評があるが、若手作家の自由な発想に共感する人も増えてきている」と同センターでは話し、来場者の反応に手応えを感じている。開催時間は9:00~17:00。今月29日まで。
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