金沢の観光地ひがし茶屋街に4月26日、金箔(きんぱく)の製造を行う「箔座」(金沢市森山)が金箔商品を販売する「はくひとつまみ」(東山1、TEL 076-253-8880)をオープンした。
店舗面積は約14坪で、小規模なスペースの中、商品一点一点の単価を低くしたり、サイズを小さくしたりすることで、あれこれと手に取ってもらいたいという思いから「ひとつまみ」という言葉を店名に用いた。
店内では金箔を使ったお菓子や美容金箔、金沢の四季折々の景色をイラストにあしらったあぶらとり紙など本場金沢の金箔の技が生きるアイテムを販売し、観光客向けの土産品店としても人気を集めている。
中でも注目を集めるのが「飾箔」と呼ばれる食用金箔。ことじ灯籠や雪づりなど金沢らしいモチーフから、メガネやハート型などのユニークなものまで約50種類を取りそろえる。価格は108~864円。
飾箔はケーキや料理などの上に自由に載せて食べることができ、同店では市内の和菓子店のようかん2本と「飾箔」2枚をセットにして使う楽しみを提案する「飾箔on羊羹(ようかん)セット」(1,426円)も販売する。そのほか、季節によって新しいモチーフやメッセージタイプも販売する予定。
「淡雪メレンゲ」(302円)や「黄金のおかき」(400円)、「クッキーもなか」(302円~)などの「飾箔おやつ」の表面には「飾箔」が振りかけられている。
安田楓花店長は「金沢土産はもちろん、地元の方にも新しい箔(はく)の楽しみ方を提案できれば」と意欲を見せる。
営業時間は9時30分~18時(冬季は17時30分)。