![3色の城下まち金沢周遊バス](https://images.keizai.biz/kanazawa_keizai/headline/1398400060_photo.jpg)
北陸鉄道(金沢市割出町、TEL 076-237-5115)が運行する「城下まち金沢周遊バス」に4月1日、新ルートが登場した。
同バスは1994年の運行開始以来、金沢駅東口から兼六園下、武蔵ヶ辻を回り金沢駅に戻るルートのみで運行してきた。2011年8月から9月に金沢市で行った逆回り運行実験の結果や生の声を参考に、現行ルートを「右回りルート」とし、それとは逆回りの「左回りルート」の運行を決定した。
「左回りルート」は、従来通らなかった広小路や桜橋のバス停までルートを広げる。それにより、観光客に人気の高い「妙立寺(通称忍者寺、野町1)」や「にし茶屋街」(野町)が徒歩3~5分ほどとなり、同バスを利用してのアクセスがしやすくなる。
また、定員23人のボンネットタイプの小型レトロバスを利用する「右回りルート」に対し、「左回りルート」は赤・青・緑3色の大型バスを採用。定員は76人と、収容人数を大幅に増やす。車内には液晶モニターを設置し、停留所やルートの案内を表示する。各ルート1日39便、合計78便を運行し「北陸新幹線開業で増加する観光客を見越して、観光がしやすくなるよう工夫した」という。
右回りルートは金沢東口のりば8時30分から18時まで、15分間隔で運行。左回りルートは金沢東口のりば8時35分から18時5分まで、15分間隔で運行。運賃は大人=200円。子ども=100円。1日フリー乗車券は大人=500円。子ども=250円。