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金沢の町屋に「酒屋 彌三郎」-和食とワインのマリア―ジュ提案

和食店「酒屋 彌三郎(やさぶろう)」

和食店「酒屋 彌三郎(やさぶろう)」

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 金沢歌劇座近くに3月16日、和食店「酒屋 彌三郎(やさぶろう)」(金沢市本多町3、TEL 076-282-9116)がオープンした。

メニュー一例

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 店舗面積は135平方メートル。席数は1階がカウンター8席、テーブル5卓10席で、2階の座敷は16~18席を設ける。

 およそ90年前に建てられた元陸軍邸宅を改修した同店。店主の荒木和男さんは「正面から見た立派な佇(たたず)まいに一目ぼれした。初めて来た時にカウンターの位置や吹き抜けにしたいことなど思い浮かび、満足のいく形に完成した」と話す。

 荒木さんは10年間銀座で修業をし、地元金沢に戻ってきた。荒木さんの曽祖父、彌三郎さんの屋号は「酒屋」で、家の軒下で酒を提供する商売をしており、現在の自分とリンクする気がして店名を付けたという。

 妻の佐保里さんはワインアドバイザーの資格を持っており、提供する料理も日本料理をベースに、ワインとの相性を考え作るものが多い。「彌三郎のポテトサラダ 燻卵添え」(650円)にはパンチェッタと粒マスタードのソースをかける。甘みのある熊本産の馬肉としょうゆを使用した「霜降馬刺と生雲丹巻き」(1,800円)は来店客に好評だ。

 荒木さんは「日本酒もワインも時間や空気などで変化していくもの。料理との組み合わせでも、おいしさが変わっていく面白さを知っていただきたい」と語り、「酒と料理の提案ができるカウンターに座るのがおすすめ」と同店の楽しみ方を伝えた。

 営業時間は17時30分~24時。日曜定休。

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