JR金沢駅構内のショッピングモール「金沢百番街」の「おみやげ館」と飲食店街「あじわい館」が2月1日から、改装工事に入る。来春の北陸新幹線金沢開業を見据え、「金沢の新たな顔」として整備し、今夏のリニューアルオープンを予定する。
改装工事では、和菓子、地酒、海産物、工芸品などを販売する「おみやげ館」と、飲食店街の「あじわい館」を統合し、約6000平方メートルの「食物販・飲食ゾーン」を設ける。
内装コンセプトは「古都・金沢に軒を連ねる街並みと歴史・文化」。壁は格子戸と土塀、床は石畳をイメージし、天井には金色と銀色、漆黒で加賀藩主・前田氏の家紋である「梅鉢紋」を描く。
管理・運営する「金沢ターミナル開発」(木ノ新保町)の中村裕常務は「遠方の方がお見えになった時に、ここに金沢が凝縮していると感じてもらえるようなものにしたい」と意気込みを見せる。
テナントは、両館に現在出店する約80店舗がほぼそのまま入る。
今月31日まで、閉館セールを行っている。26日~31日には液晶テレビや折り畳み自転車が当たる抽選会も行う。営業時間は8時30分~19時(飲食店は10時~22時、31日は19時まで)。
工事期間中、物販の約60店がコンコースに臨時店舗を設けて営業を続ける。