「オシャレに楽しく走るジョギングイベント」をうたう「スイーツJOYRUN(ジョイラン)」が6月2日、金沢市内で開催される。参加者は名所・旧跡を巡るほか、行程中、老舗和菓子店などに立ち寄り、走りながら地元の魅力を堪能する。
2月17日に東京で行われたJOYRUN(日本スポーツ&ボディ・マイスター協会提供)
「日本スポーツ&ボディ・マイスター協会」(東京都港区)が主催するJOYRUNは、ランニングを始めるきっかけを提供しようと、2010年にスタートした。これまでに首都圏で約180回開催されており、延べ約1500人が参加している。地方での実施は昨年5月の名古屋市に続き、今回が2回目となる。
今回のイベント名称は「加賀百万石祭りスイーツJOYRUN」。コースは、JR金沢駅を出発し、犀川河川敷や室生犀星記念館、「金沢21世紀美術館」、金沢城址、兼六園、ひがし茶屋街などの観光地を巡り、同駅に戻る約11キロメートルを計画している。途中、江戸時代後期にあたる天保(てんぽう)元(1830)年創業のあめ屋「俵屋」、嘉永(かえい)2(1849)年創業の和菓子店「落雁(らくがん) 諸江屋」、パティシエ辻口博啓さんが経営する洋菓子店「ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュKANAZAWA」などに寄り、各店「自慢」のスイーツを味わう予定。
行程中、「ランガイド」が案内役を務めるのがJOYRUNの特長で、参加者は「ランガイド」の解説を聞いたり、他の参加者とおしゃべりしたりしながら、1キロ当たり8~10分をかけ、ゆっくりとゴールに向かう。
同協会の事務局青木美保子さんは「普段、走ったことがない人でも、他の参加者の皆さんとおしゃべりをしているうちに長距離を走ることができるのが、このイベントの魅力。観光地を巡るので、地元の方はもちろん、旅行者の方にも参加してもらいたい」と話す。
開催時間は11時~。定員は20人。参加料は2,900円。参加者にはオリジナルTシャツが贈られる。申し込みは5月28日までで、専用サイトまたは同協会のホームページ上で受け付ける。