金沢の武家屋敷近くに12月6日、フランス料理店「tawara」(金沢市片町、TEL 076-210-5570)がオープンした。
フランス各地で3年、京都で4年の経験を積んだ金沢出身のオーナーシェフ・俵徹也さんが、かねての独立の夢を果たした。店舗面積は15坪、カウンター7席とテーブル2卓の15席を設ける。「店内全体に、自分の目が行き届く広さにしたかった」と俵さん。「北欧テイストのわびさび」をイメージし、シンプルながら温かなインテリアに仕上げた。
同店のコンセプトは「四季を感じるやさしいフレンチ」。懐石仕立ての料理や器・空間トータルで季節感を表現し、「フランス料理はちょっと重い」と感じる40~60代をターゲットに据える。
メニューはランチ・ディナー共にコースのみで、予約制。ランチ(3,500円)は、前菜5種・魚料理・肉料理・デザート・コーヒーと焼き菓子に自家製パンが付く。ディナー(6,500円)は、前菜5種・魚料理・肉料理・フランス産のフォアグラ料理・米料理・デザート・コーヒーと焼き菓子に自家製パン。メニューは旬の食材を取り入れ、1カ月ごとに変更する。
開店以来、訪れる人からは「フレンチっぽくない」との声も寄せられるというが、俵さんは「味が重なり合う、それが私のスタイル。フレンチにも和食とも感じられる料理を楽しんでもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は12時~13時30分、18時~20時30分。水曜と第1・3・5火曜定休。要予約。