金沢港戸水埠頭(ふとう)に9月9日、日本最大のクルーズ客船「飛鳥II」が入港し、船内見学会と出港イベントが開催される。
今回、秋田と金沢を2泊3日で往復する「飛鳥IIで行く金沢」により寄港する同船は、総重量5万142トンで定員872人の大型クルーズ客船。2006年に売却された「飛鳥」の後継船として、クルーズファンの人気を集めている。
イベントを主催する金沢港振興協会では、大型船の誘致による交流人口増大に力を入れており、当日は市民向けに同埠頭を一般開放し船内見学と出港イベントを企画。ステージでは石川ジャズオーケストラピラミッドによるジャズ演奏や秋田からの乗船客による西馬音内盆踊りが披露され、物販コーナーには全国的に話題となった金沢発「溶けにくいソフトクリーム」や石川の地酒、パティシエ・辻口博啓さんのスイーツなどが並ぶ。
同協会の福田涼一さんは「大型客船の入港により交流人口が増えることで、他地域の人々が金沢の魅力を再発見できる機会となれば。ジャズで秋田のお客さまを見送るイベントにぜひ足を運んでいただきたい」と来港を呼び掛ける。
戸水埠頭の開放時間は13時~21時30分。出港イベントは19時~。船内見学はすでに定員に達した。