「金沢市民の台所」とされる「近江町市場」(金沢市青草町)近くに8月1日、牛のもつ煮をパンに挟んだイタリア・フィレンツェのB級グルメ「ランプレドットパニーニ」の専門店「ポルチェリーノ」(十間町、TEL 076-282-9121)がオープンした。
ランプレドットは牛の4番目の胃。同店によると、バラをかたどった「ロゼッタパン」に挟んで食べる「ランプレドットパニーニ」は、フィレンツェで屋台の味として親しまれ、「ちょうど日本のたこ焼きのような感覚で庶民に食べられている」という。
同店を経営するのは、かほく市でイタリアンレストラン「カチェーナ」を営む絈野武利さんと千香子さん夫婦で、店の看板料理をさらに多くの人に知ってもらおうと、専門店としての開業を決めた。
使うのは国産牛のみ。本場の専門店を食べ歩き、研修を受けて学んだ味を再現する。日本人にも食べやすいよう、柔らかく煮込む工夫もした。パンも全て店内で手作りしている。
価格はランプレドットパニーニ1個420円。ランプレドットのみでも販売する。
千香子さんは「オーダーを受けてからパンを焼き直すので、ご年配で歯の悪い方のために柔らかくしたり、ハードがいいという方のために若干強めに焼いたりすることもできる」と話す。武利さんは「庶民的な感じが魅力なので、行儀悪く食べてほしい」と笑顔。
テークアウトのみ。営業時間は9時~19時。日曜定休。