自動車リサイクル業の会宝産業(金沢市東蚊爪)が昨年5月に立ち上げた、笑顔の写真を集めて発展途上国に米を送る支援活動「元気ライスプロジェクト」が11月18日、2500スマイルを突破した。
自動車の中古部品輸出を核とする同社が掲げる「世界を元気にする総合元気メーカー」としてのボランティア活動の一環で取り組む同プロジェクト。笑顔の写真1枚につき1000粒の米を発展途上国に送るもの。発展途上国の自立支援を目的に、最終目標を1万スマイル=1000万粒=180キログラムに据える。誰でも参加でき、携帯やパソコンから無記名でも可能。1人で何枚もの写真を送ることもできる。
プロジェクト始動以降、フェイスブックのファンサイトで参加を呼び掛けるほか、JFL所属の地元サッカーチーム「ツエーゲン金沢」のスポンサー企業として、試合会場でのPR活動などを積極的に展開。同チームの選手も積極的に協力するなど輪が広がり、昨年8月に1000スマイルを突破した。
1万スマイルが集まった時点で米を送るのが当初の予定だが、「国内外からさまざまな反響を得て認知が進んだこともあり、5000スマイルに到達した時点で何らかのアクションを起こしたい」と同プロジェクト事務局長の佐藤寧彦さん。「今後は当社の現地合弁会社などを通じて海外にも活動の輪を広げたい。フェイスブックで情報を更新しているので、興味を持ってもらえれば」
同事務局で実務を担当する山田佐和さんは「プロジェクトを振り返り、多くの人の笑顔に触れるだけでとても幸せな気持ちなる。気軽に参加してもらえれば」と協力を呼び掛ける。
同プロジェクトへの登録料や年会費は無料。詳細は同社のホームページで確認できる。