ヘッドラインニュース
作品がない?アート展-能美在住アーティストが金沢で新作発表
(2008年01月15日)
能美市在住のアーティスト・上出惠悟さんの個展「Para:sides side B」が1月10日より、アートスペース「pARa:siTe(パラ:サイト)」(金沢市松寺町子 G-WING’S内、TEL 076-238-0788)で開催されている。ところが、作品が展示されているのに気付かずに会場を後にしてしまう人が続出している。
もともと倉庫として使用されていた同スペースは、新作インスタレーションが行われているはずなのに、一見したところ、まるでもぬけの殻。コンクリートの壁に囲まれた約5畳分の空間はがらんとしている。しかし、作品はちゃんと展示されているのだ。天井に。
上出さんは明治12年創業の九谷焼窯元・上出長右衛門窯に生まれ育ち、九谷焼を素材に新境地を開拓するアーティストとして注目されている。昨年同スペースで行った初個展では、同窯の生地を使用して制作した「甘蕉(ばなな)」シリーズの発表を行った。
同スペースでの新作発表というテーマを与えられた上出さんが、新たなモチーフとして選んだのは蛍光灯だった。初めて同所を訪れた際、「蛍光灯のための部屋だというくらい、蛍光灯が印象的だった」(上出さん)ことから、同窯の生地を使い、九谷焼の蛍光灯を制作した。作品は会場の天井に取りつけられ、床から別の照明器具でライトアップされている。よくよく見れば、商品名や型番がアルファベットや数字で書かれているはずのところには、染付の縦書きの和書が。それに、「蛍光灯」はまっすぐではなく、わずかに弧を描いている。
「技量が足りず、どうしても微妙な曲がり具合が出てしまったが、その稚拙な感じや決して洗練されきっていない現状を、今はそれでよしと思っている。甘蕉の作品も、作り始めたころはへたくそで、今見ると恥ずかしいが、それ故の良さがあり、作って行くことで失われるものもある。蛍光灯の作品も、今だけの妙さをこれから大事に育てていきたい」(上出さん)。
別の表現形態をとった、もうひとつの蛍光灯をモチーフとした作品も、隣接するG-WING’Sギャラリー内に「展示」されている。
営業時間は10時~17時。同展は2月8日まで。
九谷焼の新境地開いた「白いバナナ」-上出惠悟さんが初個展(金沢経済新聞)上出長右衛門窯G-WING'Sギャラリー
- [PR] 転職成功者続出!転職ならen
- [PR] 転職情報満載!転職ならエン
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://kanazawa.keizai.biz/headline/164/trackback.html
トラックバック一覧(1)
アート展といえば普通、会場一面に作品がズラリと設置・展示され、目に飛び込んでくるもの。そしてそれぞれの作品を訪れた人たちが楽しむ・・というのが一般的です。しかし…(2008-01-15 19:49:47)
アーカイブス
金沢のギャラリーで個展「100ネコと緑の話」-ろう画で描く猫100匹 花と緑の空間をプロデュースする四緑園に併設された「G-WING’Sギャラリー」(金沢市松寺町、TEL 076-238-0…
「子育て農業っておもしろい!?」-金沢・子育て農業応援団がイベント 金沢市近江町交流プラザ(金沢市青草町)で、食育・農育をテーマにした親子参加型のイベント「子育て農業っておもしろい!?」が…
金沢で全国手づくりガラス展-62の工房と作家が3,000点出品 「全国手づくりガラス展~夏・涼しげの彩~」が6月26日、石川県地場産業振興センター本館(金沢市鞍月2、TEL 076-2…
写真家・織作峰子さんが金沢で凱旋展-郷土に思い込め「雪の世界」を表現 金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL076-220-2800)で現在、「織作峰子写真展~DIMENSIONS」が開催さ…
金沢・湯涌温泉で「氷室開き」-氷室に保存した雪を取り出す夏の風物詩 金沢市湯涌(ゆわく)温泉の薬師寺境内で6月30 日、「氷室(ひむろ)開き」が行われ、今年1月の大寒の日に氷室小屋に詰めら…
