サークルKサンクス(東京都中央区)が「健康」をテーマに石川県と共同開発した「うまいげんよ!食べてみまっし弁当」が10月4日、期間限定で発売された。
同社が同県と2008年に締結した包括協定を基に、県民の健康づくりを食生活の面からサポートすることを目的に開発した同弁当。今回が3回目の取り組みで、これまで2回で約2万8000食を売り上げた。
健康福祉課と食生活改善推進協議会のメンバー20人が携わり、4月から開発を進めてきた。健康を意識する中高年をターゲットに、同県が推奨する「いしかわ健康バランスガイド」に沿ってカロリー・塩分・脂肪分・野菜量などを考慮しながら、数度の試食会を経て商品化に至った。今回は、メンバーに対して事前に実施した「家庭で食べる人気メニュー」のアンケート結果も参考にメニューを決めた。
メニューは、「チキンと温野菜のトマトソース仕立て」、石川県産コシヒカリを使用した「カレー風味ご飯」、「きんぴらゴボウ」。「食べ応え」にもこだわりながら、553キロカロリーに抑えた。
同社広報担当者は「石川の食生活改善活動に取り組んでいる食改(食生活改善推進協議会)さんと一緒に開発した健康弁当は、カロリー控えめで野菜も豊富に摂取できる充実した内容に仕上がった。ぜひ、食べてもらえれば」と利用を呼び掛ける。
価格は498円。北陸3県の約322店舗(8月末時点)で販売する。販売は今月31日まで。