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金沢でイギリス現代作家、グレイソン・ペリー氏日本初の個展

(2007年03月28日)

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金沢でイギリス現代作家、グレイソン・ペリー氏日本初の個展

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≪何がいやなのか?≫
What’s not to like?
2006

Courtesy: Artist / Victoria Miro Gallery

 2003年にイギリスの現代美術の最高賞であるターナー賞を受賞し、現在のイギリス現代作家の中で最も注目すべき一人、グレイソン・ペリー氏の日本初の個展「我が文明:グレイソン・ペリー展」が4月28日より、金沢21世紀美術館(金沢市広坂1)で開催される。

 2000年以後、オランダ、イギリス、アメリカの美術館で大規模な個展が続くが、今回の個展は「それらを含めても最大規模」(同展担当キュレーターの吉岡恵美子さん)で、約70点を展示する。活動初期である80年代前半の貴重なフィルム作品やコラージュ、彫刻作品、90年代から近年までの陶、彫刻、映像、キルト、タペストリー、コスチューム、写真、版画のほか、同展に向けて制作された新作を含み、「日本では金沢でしか見ることができない」(吉岡さん)貴重な作品群を通じてグレイソン・ペリー氏の全貌に迫る。

 「社会や家庭内の暴力、偏見、性的抑圧、大衆文化や信仰、自己とは何か?」というテーマに関して、ユーモアやファンタジーを交えて言及するペリー氏の作品には、強烈な視覚性とメッセージ性が込められている。自ら女装し、その姿をしばしば作品に登場させることから「女装の陶芸家」とも呼ばれるが、作品内に自伝的な要素を加えながら、普遍的なテーマを浮かび上がらせるアプローチも特徴。

 ペリー氏は、金沢美術工芸大学と同館が連携して運営した2005年度の国際的芸術家滞在制作事業で2度にわたり金沢に滞在。九谷焼に触れ、地域の素材を使って新作の制作も行った。金沢滞在時の経験は、ペリー氏のその後の作品にも影響を与えており、今回の個展にも日本的な要素が取り入れられた作品が登場する。同展に向けて制作された多数の新作の中でも、社会格差や現実の大衆文化についてのメッセージを込めた高さ約1.5メートルの巨大な壺作品「何がいやなのか?」や、「祭壇」をテーマに制作された新作インスタレーションなどはペリー氏の新たな展開を示す作品として注目が集まる。

 オープニング当日となる4月28日14時からは、来日するペリー氏本人によるアーティスト・トークも開催。定員は先着80人で、整理券は当日10時より同ホール前で配布する。参加無料(ただし同展の観覧券が必要)。氏のトークはもちろん、トークの際に身にまとうコスチュームも見どころだという。

 開場時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。料金は、当日=一般1,000円、大学生800円、小中高生400円、前売=一般800円、大学生600円、小中高生300円ほか。前売り券は4月1日よりチケットぴあなどで発売。会期は8月31日まで。

金沢21世紀美術館

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