子どもたちにさまざまな競技に触れる機会を与え、楽しさを伝えるスポーツ教室「ジョイナスドリームクルーズ」が金沢市内で開かれている。7月17日には、いしかわ総合スポーツセンター(金沢市稚日野町)でバスケットボール教室が行われ、同市と野々市町の小学3年生~6年生17人が日本バスケットリーグJBL2所属の地元チーム「石川ブルースパークス」の選手と共に汗を流した。
主催は、同市の総合型地域スポーツクラブ「ジョイナス」。バスケットボールのほか、バレーボール、野球、ハンドボール、陸上、サッカーなど11種目の教室を順次開講し、それぞれ県内のトップチームや団体の選手、指導者らが講師を務める。
この日のバスケットボール教室では、「石川ブルースパークス」のアシスタントコーチ、樋高幹士さんと山田真輝、近内優樹、田中祥平各選手がドリブルとパス、シュートを教えた。ドリブルをしながらの鬼ごっこや2チームに分かれてのパス競争もあり、競技初体験の子どもたちもすぐに夢中に。館内には、子どもたちや選手の笑い声が響き渡った。
参加した同市緑小5年、山下梨優花さん(10)は「バスケをするのは初めてだけど、とても楽しかった。ボールを見ないでもドリブルをできるようになりたい」と笑顔を見せた。地域のバスケットボールチームに入っている同市大徳小6年、浅田奏汰君(12)は「選手たちは低いドリブルで皆を一瞬で抜いていく。まねをして、もっとうまくなりたい」と選手のプレーに目を凝らしていた。
同市清泉中で体育教諭をしている山田選手は「楽しそうに練習してくれるので、こちらも楽しい気分になった。子どもたちの向上心に刺激を受けた」と、うれしそうに振り返った。
各教室の受講は有料。問い合わせは同クラブ(TEL 076-287-6677)まで。