日本アニメの大御所3人による車座討論会「21世紀アート・アニメーション夜話in湯涌」が7月29日、金沢・湯涌温泉の旅館「秀峰閣」(金沢市湯涌荒屋)で開かれる。2008年7月28日の集中豪雨で大きな被害を受けた同温泉の住民を力づけ、新たな観光客を呼び込むための復興3周年記念イベントの一環。主催は湯涌温泉観光協会。
出演は、「ひょっこりひょうたん島」を手掛け、今年、旭日小綬章を受けた洋画家で漫画家の久里洋二さん、明治製菓のテレビコマーシャルのキャラクター「カールおじさん」を生み出したアニメーターひこねのりおさん、NHK「みんなのうた」のアニメーションを数多く担当するイラストレーターで東京工芸大学客員教授の古川タクさん。
企画を担当した金沢市観光交流課の桑原秀忠課長補佐が知人を通じて知り合った古川さんにイベントへの協力を求めたところ、古川さんが友人の久里さんとひこねさんに声を掛け、開催が実現した。3人とも無償で参加する。
当日は畳敷きの大広間を会場に、3人が一般参加者と車座になり、2時間にわたって制作の裏話や苦労話を披露する。プロジェクターを使って、3人の作品も紹介。
開催は20時~。入場無料。飲食物の持ち込みも可。事前の参加申し込みは不要。