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昭和初期の町家で「七夕の過ごし方」体験-大学生グループらが企画

庭に七夕飾りを置いた町家

庭に七夕飾りを置いた町家

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 1932(昭和7)年に建てられた町家を開放して昔ながらの七夕行事を行うイベント「町家DE(デ)七夕」が7月3日、金沢市大手町で行われ、来場者が庭に用意されたササに願い事を書いた短冊をくくりつけた。

金沢の伝承遊び「旗源平」も紹介した

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 イベントは金沢大学、金沢工業大学、北陸学院短期大学の学生でつくるグループ「町家meets(ミーツ)」と金沢青年会議所地域連携委員会が主催し、日頃は空き家になっている市内の元開業医、上川吉彦さんの別宅を借りて実施した。

 木造2階建てで、玄関横と奥の2カ所に庭があり、縁側のガラス戸を開けると家の中を風が吹き抜けて、冷房なしで夏を涼しく過ごせる構造になっている同宅。来場者はふすまを外した2間続きの和室で夏座布団に座り、「あと5センチ身長が伸びますように」「ステキな出会いがいっぱいありますように」などと短冊に願い事をしたためたり、主催者が用意したそうめんを食べたりして、昔の家屋での七夕の過ごし方を体感した。

 子どもたちは学生とともに、金沢に古くから伝わる遊び「旗源平」に挑戦。出たすごろくの目に合わせて、「ウメガイチ」「ニャアニャア」「ゴサマノカンカンド」と声を合わせ楽しんだ。

 江戸時代の浅野川かいわいでは、橋の上から川の中に七夕飾りを投げ入れる風習があり、この日、来場者やスタッフが願い事を託したササも7月10日、同川に架かる橋の上から河原に落として成就を祈る予定。

 7月30日・31日には、再び同宅を開放し、有識者の講演会や昭和の遊び体験など、多彩な催しで市民らを迎える「まちMEETS’ 町家×遊・休・学」を行う。参加無料。

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