金沢の老舗酒蔵・福光屋の直営店「SAKE SHOP 福光屋金沢店」(金沢市石引、TEL 076-223-1117)で6月10日・11日、「日本酒を知る」と題した試飲会が開催される。
「普段は日本酒に接する機会がない人にも身近に感じてもらい、純米蔵として上質な日本酒や食文化を継続的に啓蒙し、新しい日本酒スタイルを提案したい」との思いで企画された同イベント。昨年1月に「サケスクール」として同様の会を開き、今回が2回目となる。造り方によりさまざまな味わいと香りを持つ日本酒の個性を基本となる「薫・爽・醇・熟」の4つのタイプから分析し飲み比べるという、初心者向けの内容となっている。
当日、提供するのは、薫=「加賀鳶 純米大吟醸」、爽=「風よ水よ人よ 純米」、醇=「黒帯 悠々 特別純米」、熟=「百々登勢 十年」の同蔵酒4種類。今回は特別に6月2日限定蔵出しの「皆造(かいぞう)」が振る舞われる。「皆造」とは、その年度のもろみをすべて搾り終えることで1年の酒造りが無事に終わることを記念し、本来は蔵内だけで飲まれる祝い酒。参加者には土産として木枡入りミニボトルも用意する。
同社企画室の岡本亜矢乃さんは「利き酒師の女性スタッフが丁寧に説明するこの機会に気軽に参加していただき、この時季限定の『皆造』も味わってほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は、10日=18時~19時、11日=14時~15時。会費は3,000円(酒肴付き)。定員は各日10人で、予約は電話かメールで受け付ける。