金沢に3月31日、大正時代の鉄工所跡を改装したブラッセリー「ひらみぱん」(金沢市長町、TEL 076-221-7831)がオープンし、地元の人の人気を集めている。
市内のフレンチ店やバールで経験を積んだ同店シェフの平見高広さんがこだわるのは、自家製パンと洋風総菜。ランチ、ティータイム、ディナーで提供するほか、テークアウトにも対応する。
店名の「ひらみぱん」は、平見さんが天然酵母で手作りする「パン」とフライパンの「パン」をかけて名付けた。ロゴマークには、ヨーロッパでクローバーやてんとう虫と並ぶラッキーアイテムの一つとして知られる「フェール ア シュヴァル=馬蹄(ばてい)」を採用し、訪れる人の幸運を願う気持ちを込めた。店舗面積は約50平方メートルで、14席を設ける。
平見さんが力を入れるパンは、「リュスティック」「カンパーニュー」「フォカッチャ」などの食事パンのほか、「パン・オ・ショコラ」「ケーク・ド・サレ」などティータイムに合うもの。
「ランチタイムの一番人気は、サラダとスープが付く『タルティーヌセット』(1,300円)」という平見さんは「うちの料理はボリュームもある」と続ける。ディナータイムのメニューはアラカルトのみで、「フレンチ総菜の盛り合わせ」(1,500円)、「ラタトゥイユ」(600円)、「砂肝のコンフィ」(600円)、「豚肩ロースのリエット」(600円)など、好みのものを選んで注文するスタイル。客単価は、ランチ=1,300円、ディナー=3,000円。
平見さんは「大正時代に建てられたレトロな雰囲気の店内で、こだわりのパンとフレンチの総菜を食べに気軽に来てもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は12時~21時。パンの販売は14時~(土曜・日曜は15時~)。