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高校サッカー界でも支援の輪-星稜高監督らが全国に義援金呼び掛け

「(被災地の高校生に)サッカーをあきらめてほしくない」と語る河崎監督

「(被災地の高校生に)サッカーをあきらめてほしくない」と語る河崎監督

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 サッカー日本代表のエース、本田圭佑選手(CSKAモスクワ)の恩師である星稜高校(金沢市小坂町)教頭でサッカー部監督の河崎護さん(51)が現在、他校の指導者2人とともに全国の高校のサッカー部に呼び掛け、東日本大震災の被災校に送るための義援金を集めている。

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 2人は全国高等学校体育連盟(高体連)サッカー部の元技術委員長である東京・暁星の林義規監督と、全国制覇の経験を持つ千葉・流通経済大柏の本田裕一郎監督。報道で震災発生を知った河崎監督が林監督に「被災地のために何かできることはないか」と相談を持ちかけ、本田監督とも連絡をとり、高校サッカー界としては初めて全国規模で寄付活動を行うことになった。

 サッカー部を持つ高校は全国で約2,300校あり、約20万人の部員がいる。寄付への協力を求める文書では、被災地以外の地域の高校サッカー部に対し、選手は100円、監督・コーチ・部長ら指導者・関係者は1,000円を目安に指定口座に振り込むよう依頼している。集まった義援金は、岩手・盛岡商業の斎藤重信監督に託し、被災地の指導者同士で協議して分配してもらうという。

 河崎監督は「(被災地の高校生に)サッカーをあきらめてほしくない。今は義援金を送ることしかできないが、いずれ生活が元通りになったら、試合や合宿に出向いて、さらに応援したい」と話している。

後援申請20141009
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