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戦後のデザイン史物語る「置時計」、金沢21世紀美術館で400点展示

精工舎「ロビン」1960年代

精工舎「ロビン」1960年代

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 金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2800)のデザインギャラリーで現在、企画展「MADE IN JAPANの置時計 1960年代を中心に」が開催されている。

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 同展は、金沢在住のコレクター・山田訓さんが15年かけて集めた約1,000点の国産置時計の中から、1960年代のものを中心に約400点を展示する。これだけの国産置時計を一堂にそろえて展示するのは全国でも初の試みで、鮮やかなプラスチックの色彩や流線型のフォルム、遊び心のある文字盤など斬新なデザインなど、日本の戦後デザイン史の一端を伝える展示内容となっている。

 日本のライフスタイルが急激に変化した1960年代は、アメリカ文化の影響を受けたデザインの置時計も数多く作られた。会場には、同時代の国産置時計を象徴する「日の出型」、人工衛星「スプートニク」を模した軽やかで浮遊感のあるフォルム、文字盤の3と9のデザインにこだわったものなど、多彩なデザインの置時計が並び、来場者が熱心に見入る姿が見られる。

 関連プログラムとして、前金沢美術工芸大学長でGマーク制度創設者の平野拓夫さんによるレクチャー「グッドデザインの創生目的と活用の仕方」(5月14日、14時~15時30分、定員=先着80人)も予定する。

 開場時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休場(祝日の場合は直後の平日、5月2日は開場)。5月29日まで。

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