石川県県民ボランティアセンター(TEL 076-225-1365)が3月22日までに、東日本大震災の被災地に派遣する災害ボランティアの登録受け付けを開始した。申込者は21日までで、既に150人を超えている。
同センターによると、被災地ではまだ余震が続いているため、派遣時期や派遣先、作業内容は未定。時期は「余震が起きなくなり、被災者が落ち着きを取り戻して、現地で受け入れ態勢が整ったころ」になるという。移動手段はバスで、被災地が遠方のため移動時間がかかることもあり、期間は3泊4日程度になる。
ボランティアの宿泊場所と食事は同センターが用意するが実費が必要。また、設備の整った宿泊施設を確保することは難しく、バスの車内で宿泊しなければならない可能性もある。
18日の受け付け開始から21日までの申込者数は156人で、内訳は男性が109人、女性が47人。年齢層は20~40代が3分の2を占めており、「派遣が決まったら、すぐに休暇を取得するつもり」と話す人もいる。
県や同センターは、過去にも県民ボランティアを募っており、2007年7月に発生した新潟県中越沖地震の際には、同県柏崎市にボランティア122人を日帰りで派遣した。ボランティアはがれきの撤去や倒れた家具の後片付けを手伝い、被災者から感謝されたという。
同センターの河原圭吾さんは「今回は初めて宿泊を伴う派遣になる。車中泊になるかもしれず、どこでも寝ることができる体力に自信のある方にお願いしたい」と話す。
詳細や申し込み方法などはホームページで確認できる。