石川県内で地産地消に取り組むイタリア料理店11店で現在、米粉を使ったメニューを提供する「いしかわの米粉 イタリアン・フェスタ」が行われている。
近年の製粉技術の向上により小麦粉の代替品としてケーキやパン、麺など用途の幅が広がったことから『新食材』として注目を集める米粉。同フェアは、飲食店での米粉の利用拡大を図るため、県が「いしかわ『旬の地場もの』もてなし運動」に参加する店に協力を呼びかけたもの。米粉の使用に関して「主食となるパスタやピザを一品以上提供する」「小麦粉の使用量のうち15%以上を米粉に置き換える」というルールを設け、全店舗で菓子や総菜を含め計33のメニューが出そろった。
参加する店は、「オステリア デル カンパーニュ」(金沢市片町)、「トラットリア&バール カンパーニュ」(久安)、「ノリオ ダイニング・ハレ」(北安江)、「エバンス」(尾張町)、「ボーノボーノ」(柿木畠)、「カガ・ノト・ザワタリアン ラ・フォレスタ」(西泉)、「スタジオーネ御経塚」(野々市町)、「カーサ フォルトゥーナ」(加賀市)、「トラットリア・アリエッタ」(羽咋市)、「トラットリア・シゲゾー」(志賀町)、「イル ピアット ハタダ」(七尾市)。
「能登産かじめと海苔のクリームソースのパッパルデッレ」(イル ピアット ハタダ)、「鴨と加賀ねぎのラザニア」(オステリア デル カンパーニュ)、「甘エビ・エビみそクリームソースパスタ」(ボーノボーノ)、「加賀棒茶のピッツア」(ノリオ ダイニング・ハレ)、「米粉の入ったシフォンケーキ」(カーサ フォルトゥーナ)など、各店が趣向を凝らす。
県生産流通課地産地消グループの鳥本桂さんは「どのレストランからも工夫を凝らした多彩な料理がそろった。調理方法で全く違う食感になる米粉の料理を、ぜひこの機会に多くの人に味わってほしい」と利用を呼びかける。
メニューなどの詳細は県のサイトで確認できる。3月20日まで。