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県工工芸科OBグループが会発足―金沢で初の作品展-持ち味アピール

さまざまな分野の作品が並べられた会場

さまざまな分野の作品が並べられた会場

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 作家や職人として活躍している石川県立工業高校工芸科の卒業生20人が、グループ「雪工会」を発足させ、金沢・クラフト広坂(金沢市広坂1、TEL076-265-3320)で初めての作品展を開催した。

さまざまな分野の作品が並べられた会場

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 雪工会は景気が低迷する中、工芸作品が売り上げが伸び悩んでいることから、同校出身者の活躍ぶりを消費者にアピールして販売につなげようと、工芸科8期生で沈金師の津幡町在住、芝山佳範さん(35)が呼び掛けて設立した。金沢市、津幡町、東京都、栃木県に住む43歳の1期生から26歳の17期生までの焼き物、漆、染、金工の作家・職人、書家、カメラマンが会員として名前を連ねている。

 会場には合わせて約200点を並べる。コスモスを描いた沈金箱や内側に金沢蒔絵(まきえ)を施した仏具のりんといった重厚な作品がある一方で、愛らしいサルやリス、猫を描いた茶わん・皿、野菜模様ののれんなど、若い感性を生かした作品も会場の一角を占め、幅広い年代の来場者を楽しませた。

 雪工会は今後も会員を増やし、年に2~3回程度、作品展を実施することにしている。

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